元FC社員が語る業界の裏側

最終回 フランチャイズ本部・数字のカラクリ ※今日は最終回。番外編のをお送りします。

フランチャイズの加盟店契約をする前に必ず会っておくべき人達とは?

フランチャイズに加盟する際は加盟開発の部署が担当しますが、
加盟後は物件開発部やスーパーバイザーが担当となります。
加盟する前に、一度この部署の方達にお会いすることをお勧めします。その理由は…

キモは物件開発担当者

FC本部によっては、「出店場所は自分で探してください」という本部がありますが、
よほどコネクションを持っていないと素人が探しても良い物件はあまり出てきません。思い出してみてください。
「こんな場所に出店できたら良いのになぁ」という場所に、「店舗募集中」という張り紙がでている事は稀です。
しかし、店舗が入れ替わっている事ってありますよね。

良い物件はほとんどが水面下で動く案件です。
その案件を仕入れるにはどれだけの人脈やパイプを持っているかがポイントです。
そのカギは物件開発の担当者が握っています。物件開発は新人から育てるのが大変です。
よって、外部から中途で入ってきた人間が担当するケースが多いと思います。
物件開発担当者に会えるのであれば今まで、どんな会社にいて、どんな店舗を
開発してきたか
聞いてみてください。「店舗は立地7割」といいます。
立地が悪くても成立する店もありますが、よほどの特徴がない限り不可能のです。
一度、出店したら場所を変えることはできません。
普段からコンタクトを取って、小まめに情報を仕入れておくことも大切です。

頼れるはずのスーパーバイザーってどんな人?

経済産業省の統計によると、フランチャイズ加盟者からの一番多いクレームは
「本部に指導力がない」というものです。それもそのはず、
現場で発揮する力とフランチャイズ加盟店を指導する力は別ものです。
ですから、いざフランチャイズを始めても指導できる人間があまりおらず、
中途採用や新卒で経験が少ない人達が、短期間で一通り知識だけを教わり、
スーパーバイザーになることも珍しくはありません。


さらに…フランチャイズ加盟店への指導の仕方がわからない本部もあります。
極端な話、店舗が拡大できた理由が、「たまたま時流に載っただけ」
なんて会社もあります。だから本部がフランチャイズ加盟者に売上げを伸ばす
方法を教えることができない
のです。FC加盟の話が進んできたら、
一度あなたの地区のスーパーバイザーと会ってみる事をお勧めします。

そして、いくつか簡単な質問をしてみてください。
例えば…
・近くにライバル店が出店した時はどういう対応をしますか?
・売上げを上げるにはどんな方法がありますか?
・なぜ、あなたはこの仕事をしているのですか?
など…

知識・実績・情熱がないと、本にでてくるような表面的なアドバイスしかしてくれません。
いざ、商売が始まったら一番、頼りにするのがスーパーバイザーです。
そのことを忘れないでおいてください。

講師:横溝 剛

1971年生れ。大学卒業後、中華料理人を目指すも挫折、転職23回を経験する中で
フランチャイズ本部を経験。当時としては異例の解約返金制度の導入など革新的な
営業スタイルで話題を呼んだ。
現在、マーケティングコンサルティング会社、株式会社しあわせどうぞ代表取締役。
"世界の舞台で鍛えた交渉力"と"豊富な経験"にコピーライティングの技術を加え、
楽天トラベルの予約サイトでは、文章を変えただけで、予約転換率を2倍にし、
予約サイトの売上げを対前年比255%アップさせるなど高い実績を誇る。
フランチャイズ加盟コンサルからホテル運営アドバイスまで幅広く活躍中。
お問い合せ:t-yokomizo@nifty.com

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